こんにちはまめさるです
医療保険は必要ありません そしてぼく自身、解約と見直しで毎月2万円の支出を削減できました
これが今回、日本の制度や現状を調べて学んだぼくが出した結果です ぼくは今まで医療保険や生命保険に毎月3万円掛かっていました
- もし万が一のことがあったらどうしよう…
- 高額な医療費は払える自信がない
- 保険料は安心料だ
実際に医療保険に加入している方はこういった考えだと思います。ぼくも同じでした
家族のためと思い、備えのつもりで支払ってきたのです もちろん入るときは自分で「良い」と思って入ったのですが
今、自分がどういう補償の保険に入っているのか
というのは時が過ぎると実際きちんとは把握していませんでした
毎月、無意識に高額な支払いをしているだけになっていました 実際にいくつか見過ごしてしまった補償もあるかも知れません
固定費の見直しを考えたとき、このややこしい保険ときちんと向き合おうと決めました
毎月、高い保険料を支払っている方は 一体、何が不安なのか? 恐れている万が一が実際に起きた場合 一体いくら足りないのか? ここを明確にする必要があります。
でないと、不要な保険にまで入ってしまっている場合があるからです。この記事を読んで日本の保障制度や現状を知り、みなさんの見直す機会になれば幸いです
見直した結果 毎月2万円削減できた!

まずは初めに見直して月々の支払いがどれだけ削減できたかを紹介していきます
2019年 | 2020年 |
医療保険(自身) 2,968円 | 学資保険 11,592円 |
医療保険(妻) 2,748円 | 生命保険 710円 |
医療保険がん(妻) 1,834円 | |
収入保障保険 3,541円 | |
生命保険変動型 10,000円 | |
学資保険 11,592円 | |
合計 32,683円 | 合計 12,302円 |
見直しというか、ほぼほぼ解約なんですが…
なんと差額は20,381円にもなりました!!
毎月2万の支払いが減ったのなら、年収にして約30万UPしたも同然です
とにかく不要なものばかりだったので解約、または他の保険に変更していったらこれだけ削減できました
見直した理由やポイント

入っていた保険をここまで大胆に解約したのには、日本の制度や現状を学び考え直すことができたからです
本当にぼくは知らないことだらけでした
ぼく自身が学んだことを紹介していきます
まずは国の制度や現状を知ろう
みなさんが加入している社会保険や国民健康保険 会社勤めの方も給料明細を見ればわかる通り、そこそこの金額を毎月支払っています。それでも会社が50%は負担しているので高額保険です
だからこそ実はものすごい保障がたくさんあるんです そのことについてきちんと理解をしていきましょう
1,高額療養費制度
これは、ひと月の医療費の支払い額が自己限度額を超えた場合、その超えた部分は保険から支払われるという制度のことです 要はどれだけ医療費や入院費が高くなってしまっても、決まった金額以上は払わなくてもいいんです
この自己限度額は年齢や年収により異なります
ぼくの場合70歳未満で年収が約370~770万円の区分に入るので限度額は 80,000円程度です
例えば入院や手術で仮にその月に100万円掛かったとしても、ぼく自身の負担額は80,000円程度で済むのです
3ヶ月続いても、負担は最大24万円程度になります
ぼくの母も盲腸で入院した時、20万くらいの請求がきたけどこの制度を使い6万くらいで済んだよ
2,休業補償給付金、傷病手当金
ケガや病気などで働けなくなった場合、最大で1年半給料の約3分の2を保障してくれる制度もあります
入院するともちろん会社には行けませんので給料も発生しないという事態にもなりかねません
3日以上入院などで出社できないとなると、4日目から補償の対象になります
そういった場合でも手厚い補償があるんです
3,先進医療の現状を把握する
日本の保障制度を知った後は、現状の把握です
特に保険に入るとき、不安を煽るように言われるのがこの先進医療だと思います
日本にはまだ認可されていない先進医療があり、もし受ける場合は保険適応外なので数百万かかる…なんてセリフを一度は耳にしたことがあると思います
この先進医療なんですが、まず伝えておきたいのが 先進医療=高額では無いということです

上記が先進医療が実施された実績になります
もちろん中には数百万するような高額なものを含まれてはいますが、ごく一部なんです。数万円、さらには数千円のものもたくさんあります
実際に先進医療は約120種類くらいあって、そのうち100万を超えるのは6種類だけです
むやみやたらに恐怖を煽って、さも先進医療=何百万・何千万みたいなイメージでしたが実際はそうではありませんでした
そして何より重要なのが先進医療を受けたからと言って病気が治るという訳ではありません
本当に効果があるような医療なら、今後国に認可され保険適応になる可能性だってあります
身内だから、友人だからはやめる
このケースも多いと思いますがまさにぼくもこれでした 友人が保険屋で働いていて、その友人から保険に入っていました
身内とか友人だからと信じきって、深く考えずにすすめられた商品に入るということを繰り返していたのです
しかしふと気づきました
ぼくには守るべき家族があって、家族が一番大事だろ。と
付き合いのために毎月高いお金を支払い、その支払いがなければ将来に向けての貯蓄ができたり、家族でおいしいものを食べに行ったりできるのに
確かに付き合いは大事で、もしかしたら関係がギクシャクするかもしれません。しかし、なんてことは気にしてはいけません
何が大切なのか優先順位をはっきりさせて、不要なら不要と割り切るべきです
入っていた保険がいかに不要だったか

国の制度や現状をしっかり理解したうえで実際にぼくが入っていた保険の内容といかに不要だったのかを紹介していきます
医療保険
自分の医療保険 2,968円
妻の医療保険 2,748円
妻のがん保険(先進医療特約) 1,834円
合計 7,550円
まずは医療保険ですが、内容としては掛け捨てで、通院した際や入院した時に見舞金が入るだとか、妻のがん保険(妻の身内でがんで亡くなった方がいたので入った)は前述した先進医療で補助金が出るだとかです
医療保険に関してはまず、通院一時金や入院見舞金で5千円だとか1万円もらうくらいなら貯金した方がマシです
しかも保険適応されるケースなんかも条件があったりで、なんでもかんでも通院すれば出るという訳ではありません
1万円なんて月に3千円払っているなら3ヶ月で貯まります
入院になってしまったとしても高額療養費制度がありますし
妻の先進医療特約だって、高額な医療にかかることは可能性としてめちゃくちゃ低いです
その僅かな可能性を心配して毎月お金を払うよりも、貯金して備えたほうが現実的です
この部分は❝賭け❞的な要素があるのも確かです。もし高額な先進医療にかかってしまったという人は、医療保険の特約に入っていてよかったとなります
が、ごく僅かです。しかも先進医療が受けれるだけで治るとは限らないんです
確率的にぼくは低確率な保険より現実的な貯金という備えを選びました
収入保障保険
収入保障保険 3,541円
次に収入保障保険です
保険内容としては死亡したり、高度障害状態になった場合、毎月お金が入ってくるよというもの
何か自分の身に起こっても、これがあれば安心だと思っていましたが まさに先述した休業補償給付金や傷病手当金がこれに当たります
国の保障制度でも同じようなものがあるんです
違いといえば、保障期間
この保険は加入したときから30年後が満期でした。死亡したり高度障害になった場合、満期までは毎月お金が入ってくるという仕組みです
1年目に該当すれば約30年間受け取れますし、29年目で該当すれば残り1年分しか受け取れません
またこの高度障害も❝所定の❞高度障害だけという決まりがあって使い勝手が悪いです
この所定の高度障害の種類を増やすにはさらに追加料金が発生し高くなります
いざ保険に加入して、高度障害状態になってしまった場合でも定められた障害でなければ保険は適応されません
万が一のことを想定しても、国からの休業補償がありますし、高度障害の場合、補助金だってあるんです。あえて使い勝手の悪い保険に加入する必要はありません
生命保険
生命保険変動型 10,000円
これが一番不要でした
これは死亡したときにお金が入ってくる生命保険なんですが、毎月の支払いの1部を投資信託に割り当て、同時に資産形成も行えるというもの
保険の満期時点で、運用実績に応じた満期保険金が戻ってきます
まず投資信託の運用手数料がめちゃくちゃ高いです
なんだかんだで毎年コストが約3%の掛かります。現在のぼくは積立てNISAで資産形成を始めてみたんですが運用手数料は約0.09%程度。約33倍もの差が付きます。
仮に年間で12万運用したとして、かたや手数料100円、かたや3600円です
今の時代、誰でも簡単にスマホ一つで投資信託を始めることができます そうすれば、もっといい投資ファンドだって山ほどあります
なのにわざわざ手数料の高く、さらに最低支払期限なんかもある保険屋の投資信託をする必要はどこにもありません
保険は保険、投資は投資で考えないと高い手数料を搾取されてしまいます
保険で資産形成は昔のはなしです
ちなみに解約した時点で36万の払い込みがあり、実際に返ってきたお金は18万でした笑
残した保険と新たに加入した保険

これまでは不要な保険を紹介してきましたが、残した保険や新たに加入した保険もあります
学資保険
学資保険 11,592円
まずは学資保険
積立て型で、10年間保険料を支払ったらそれ以降は一切の支払は無し そして11年目以降は支払った保険料より多く解約返戻金を受け取れるというもの
10年目やそれ以前で解約すると、払い込んだ保険料は元金割れします
これは保険料を支払い始めてすでに7年が経過していたので解約しませんでした
3年たてば払い込みもなくなりますし、子どもが中学または高校などのタイミングで解約しようかと考えています
生命保険
生命保険 710円
これは唯一あらたに加入した保険です
掛け捨てで月々の支払額は710円。65歳までの期間で死亡したら2,000万が妻に入ってきます
扶養家族がある場合、やはり生命保険だけは最低限と思います
自分にもしものことがあれば、持ち家のローン支払いは無くなるし、家族には国からの補助、手当てもあります
この手当てなんかは自治体によって変わってくるので、きちんと把握しましょう。その上で残された家族が困らない程度の最低限必要な額が入ってくる保険に加入しました
まとめ 見直しをしてみて
初めに紹介した通り
ぼくは保険の見直しで毎月2万円もの削減ができました
- 高額療養費制度がある
- 休業補償給付金、傷病手当金がある
- 先進医療=高額では無い
- 付き合いだからは辞める。優先するべきものを明確にする
何も保証を削ったわけではなく、余計で不要な保険をやめただけです
深く考えず、ただ不安だからといって保険に入るのではなく
実際に万が一の場合いくらかかるのか?
一体どれくらい足りないから不安なのか?
を把握して、さらには制度や手当て、現状を理解して本当に必要なものにだけ入るようにしましょう
きちんと見直して支出が減らせれば、その分投資に回せたり、家族でちょっとした贅沢ができたり豊かになりますよ
今回、保険などの勉強をするに当たって参考にした本を紹介します 保険以外にもいろいろな無駄に気付けて、お金の勉強ができ、お金に強くなれます!是非読んでみて下さい
ではまた