こんにちはまめさるです
Googleアドセンスを利用していると
❝アドセンス狩り❞という物騒な言葉を耳にすることがあります
アドセンス狩りってそもそも何のこと?
アドセンス狩りを防ぐ方法はないの?
今回はそういった疑問を順を追って紹介し解決していきます
アドセンス狩りってなに?
そもそもアドセンス狩りとは何かというと
悪意を持った第三者がGoogleアドセンスを利用している人に対し、そのサービスを利用できなくさせる行為のことです
具体的な行為は以下の通りです
- 短時間で大量の広告クリックをする
- Googleアドセンスの広告リンクを勝手にコピーし他サイト(違法サイト)などに転載する
こういった事態になるとGoogle側は
「収益を得るために不正に大量クリックをしている」
「禁止しているのに違法サイトに広告を掲載している」
という風に判断してしまい
広告配信の停止などのペナルティを課します
意図せず、自分の知らないところでペナルティが課せられ
広告が表示されていないという事態になってしまいます
そうなる前にも、きちんと対策をしておきましょう
アドセンス狩り対策 4つ

「アドセンス狩りの被害に遭って広告が表示されなくなった」
では遅いです
そうなる前にも事前に出来る対策をきちんとしておきましょう
1.Googleアドセンスへのサイトの登録
まず初めに行うのがサイトの登録です
Googleアドセンスに、これが自分のサイトだよとあらかじめ報告しておくのです
この登録をしておくと、自分のサイトに貼り付けたアドセンスの広告が
万が一、違法サイトに転載されても収益が発生しないようにできます
登録といっても、Googleアドセンスに初めて申請して合格したという方なら
Googleアドセンス申請時に、1つサイトを申請しますので
そのサイトが登録された状態になっています。

確認方法としては
Googleアドセンスをサイトを開いたら左側のサイドバーにある
「サイト」をクリックします

すると上記の画面になりますので
- 登録されたサイトのURLが表示されています
- 準備完了になっていれば、登録されている証拠です
これだけで違法サイトへの転載を無効化できているので
アドセンス狩りのリスクは減らせます
2.GoogleアナリティクスとGoogleアドセンスを連携させる
GoogleアナリティクスとGoogleアドセンスを連携させ
アドセンスのクリック数を確認できるようにしておく必要があります
Googleアドセンスの管理画面では、URL別・サイト別・広告ユニット別などある程度は目的別にクリック率などの情報を得ることはできます
しかし
「どのページが一番クリック率、収益性が高い」
など、ページ単位での情報を得ることはできません
連携をすることで、アドセンスのクリックが
どのページで、どの期間にでれくらい、どの地域から発生していて…
という分析ができるようになります
ここで急にクリック率が急激に上がったとなれば不正クリックの可能性が大きいです
定期的にパトロールをするようにしましょう
また、連携する前のデータはさかのぼって確認というのが出来ないので
はじめに連携をしておきましょう
連携したらGoogleアナリティクス側で確認するようにすればオッケーです
日々、クリック数をチェックする習慣をつけておかないと、異常なクリックに気付くことは出来ないよ

連携の仕方は、まずGoogleアナリティクスのホーム画面を開きます
- 自分の登録しているサイトにきちんとなっているかを確認して
- 左側バーの「管理」をクリック

次に「プロパティ」の欄の「AdSenseリンクの設定」を開きます

「+新しいAdSenseリンク」をクリックします

- サイト運営者ID(GoogleAdSenseのアカウントで確認できます)が表示されています
- コンテンツ向けAdSenseにチェックを入れます
- 「続行」をクリック
その後「ビュー」を選択し、「リンクを有効化」をクリックすれば最終確認の画面になりますので「完了」をクリックすれば連携完了です

完了すればこのような画面になります
Googleアナリティクスでページごとの収益を確認してみよう
実際にアナリティクスとアドセンスを連携できたなら
ページごとの収益を確認してみましょう

アナリティクスホーム画面の左側のバー「行動」をクリック

次に「サイト運営者」の「サイト運営者のページ」をクリックして開きます

するとサイトのページごとに各項目の詳しい数値が確認できます
今回は「サイト運営者のクリック数」と「サイト運営者の収益」になります
これは言葉の通りそのページでアドセンス広告が何回クリックされたのか
そのクリックでどれだけの収益が上がったのかが確認できます
ここを定期的に確認しておかないと
異常な数値かどうかの判断もできませんので
是非確認する習慣をつけておきましょう
3.不正クリックはGoogleに報告
クリック数が明らかに上がっていて、不正なアクセスを受けていると分かったら
すみやかにGoogleに報告をしましょう
Googleには「無効なクリック連絡フォーム」という公式窓口があります
ここで報告をすれば不正クリックを無効化してくれます
連絡する際は下記項目に従って入力していきます
氏名…アドセンスに登録した名前を入力
メールアドレス…アドセンスに関連付けられているメールアドレスを入力
サイト運営者ID…アドセンスアカウント固有のIDを入力(アドセンス管理画面の【アカウント】で確認できます)
広告コードが表示されているURL…不正クリックが発生したサイトのURLを入力
トピック…不正クリックに関してであれば「アカウントで発生する通常とは異なる動作をレポートする」を選択
クリックが発生した日時…不正クリックが発生した日時を入力<例>2020年4月1日15時ごろ
無効なクリックの疑いがあることを示す該当部分…不正なクリック数が確認できるアナリティクス管理画面のスクリーンショットなどをGoogleドライブやGoogleフォトにアップし、その画像のURLを貼る。また、「普段は1%のクリック率なのに10%となっており異常な数値を発見した」などの説明を記載
不正な操作の原因と考えられる疑わしい IP アドレス…この部分は一般ユーザーであれば正確に記載するのは難しいです。もし分かる場合は記入する程度で構いません。アナリティクスとアドセンスの連携が完了しているのであれば「Googleアナリティクスと連携を行っています」と入力しておけば大丈夫です
入力が終われば「送信」をクリックして完了です
ここで注意しておきたいのが、報告したからと言って基本的に返事はありません
送信出来たらオッケーです
不安になり何度も送る必要はありません
4.プラグインの導入
AdSense Invalid Click Protectorをインストールしましょう
このプラグインの機能は簡単に説明すると
「〇回連続で広告をクリックした奴には〇時間広告を出さなくするよ」
といったアドセンス狩り対策用のプラグインになります

プラグインの検索ページでキーワードを入力します
ただ、これが何度やっても検索されませんでした…
❝adsense❞がダメで
大文字と小文字かなと思い
❝AdSense❞で検索しても引っかからず
まさかの❝Invalid❞でもヒットせず…
やっとのこと❝Click❞でヒットしました

ダウンロードしたら次に設定を行っていきます

- 何回連続のクリックで広告配信をさせなくするか(3~4回推奨)
- クリックがリセットされる時間(1~3時間推奨)
- 実際の不正クリックを行った相手に対してどれくらいの期間、広告の配信を停止させるか(7~10日程度推奨)
まずはデフォルトのままで試してみて、その後の経緯を観察して
緩和させるなり厳しくするなりするといいと思います
ただしこのプラグインは検知できないものが含まれていたりするので
あくまでもお守り程度で考えておいた方がいいかもです
まとめ
悪意を持った第三者によるアドセンス狩り
最悪の場合、広告の配信を停止させられてしまいます
そうなる前に、きちんと設定をし備えておきましょう
- サイトの登録
- アナリティクスとアドセンスの連携
- クリック数や収益を確認する習慣をつけて、不正があればGoogleに報告する
- アドセンス狩り対策のプラグインを導入する
最低でもこれだけやっておけば、リスクはぐっと減ります
Googleもアドセンス狩りの存在は知っているので
対策はきちんとしてくれています
以前は、すぐにアカウント停止なんてことも珍しくはなかったようですが
今は事前通告があるので、対処もしやすくなっています
しかし被害に遭ってしまっては少なからず手間やSEO的にも損害を受けるのは自分自身です
そこを十分理解したうえで対策をしておきましょう
ではまた